ちょっと頑固な食べごこち 黒川 さぬき名物しょうゆ豆

_1180476.JPG香川県の郷土食品、しょうゆ豆をいただきました。

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説明書きには、しょうゆ豆の由来が。その昔、四国八十八カ所巡礼のお遍路さんが接待にもらったそら豆を煎っているとはじけた豆が醤油ツボに飛び込んでしまいました。しばらくしてその豆を食べてみたところ、なんともおいしかったというのが、「しょうゆ豆爆誕」の経緯と書いてあります。

 

 

オーストラリア産の乾燥そら豆を焙煎し、砂糖、醤油、唐辛子で作る秘伝のたれに漬けて作ってあります。この写真を見ると、唐辛子がけっこう入ってますね。豆の焙煎がかなり技術がいるのだそう。職人さんが焙煎釜から取り出すタイミングは難しく、見た目の微妙な変化と漂ってくる香りで判断。早すぎると豆の中心まで火が通らず、送れると焦げてしまうため、熟練の経験と判断が必要です。


 

 

煮豆とは異なる少し硬い口当たりで、噛めばぽろっと砕ける独特の食感です。ほどよくピリッとしていておいしい。煎り豆ならではの香ばしさや甘辛い醤油の風味など、讃岐伝統の素朴な味わいが、かえって新しく感じられます。この香ばしさと食感が「ちょっと頑固な食べごこち」のキャッチフレーズにぴったりですね。<YA>