大徳寺納豆 ありがたき古刹の保存食
大徳寺ブームの第二弾。大徳寺納豆をご紹介します。大徳寺とは鎌倉時代に創建された京都のお寺です。臨済宗大徳寺派の大本山で、応仁の乱で荒廃しましたが、桃山時代には豊臣秀吉が織田信長の菩提を弔うために総見院を建立、戦国武将の塔頭建立が相次ぎ、隆盛を極めたのだそう。聚光院と三玄院の特別拝観があっていて、すばらしい狩野永徳の絵を堪能しました。その大徳寺の門前で売られているのが大徳寺納豆です。大徳寺納豆のお店は数軒ありましたが、こちらは松田老舗さんの大徳寺納豆です。噂には聞いたことありましたが、食べるのは初めて。
原材料は、大豆とはったい粉と塩、種麹。シンプル。
大徳寺納豆。想像していた見た目と著しくことなります。糸引き納豆でもなく甘納豆でもなく、干し葡萄とか正露丸とかのような見た目です。
香りは味噌っぽく発酵感漂います。かなり塩味の強い食べ物で、豆鼓みたいに調味料に使ったり、イチジクなどのフルーツに合わせたりするなどの食べ方もあるのだそうですが、ご飯にそのままのせて食べてみました。辛いんですけど、発酵のアミノ酸効果でうまみと奥行きのある味わいですね。何かに混ぜるという高度な技は初心者には難しそう。風邪の時とかぐったりしているときに食べると食欲増しそうです。
別のお店のものですが、ネットで買えるみたい。大徳寺の門前で買うことにこそ、ありがたみがあるよと言いたい(笑)。<YA>