唐津 鮨 笑咲喜(えさき) 今年最後にして最高な鮨の名店に出合う
若い頃はまった映画、「グラン・ブルー」の天才ダイバー・ジャック・マイヨールが愛したといわれる宿、唐津・洋々閣。そこからライトアップされた唐津城を見ながら、てくてくと。まあまあの距離を歩いて向かったのが鮨 笑咲喜さんです。ネタはもちろんのこと、シャリ、赤酢、醤油、器に至るまで、店内にあるものほとんどが唐津産。大将のすばらしいお人柄も相まって忘れられない唐津ナイトを過ごすことができました。夜はお任せにぎりと、お任せ肴にぎり。摘みがたっぷりついているお任せ肴にぎりをオーダー。それでも5000円台と信じられない価格設定。
唐津産のもずく。歯ごたえが楽しい。
好みの唐津焼をチョイスして日本酒を楽しめる。こちらは唐津の隆太窯。我が家に同じ器があり、唐津焼だったと知る。
お刺身盛り合わせ。しめさばの脂がのっていておいしい。
茶わん蒸し。出汁がたっぷり。
焼きカマ。落花生がうまいこと!というわけでプロローグはこれまで。もうここまででも十分満足させていただいたのですけど、序章に過ぎなかったわけです。
それでは、握り寿司のオンパレードです。
最後のキウイも唐津産。なんというおいしい握りずしなのでしょう。大将の煌めくダジャレが降り注ぎ、隣に座られた東京からの常連さんと「趣味とはなんぞや?」の禅問答的会話を楽しみ、魔法にかかったかのような楽しくおいしい夜。この「笑咲喜」という店名そのままの時間が過ごせます。席数が少ないので予約必須です。<YA>
鮨 笑咲喜
唐津市中町1840-1
0955-75-2014