ジャガタラ文のパッケージ ロマンの銘菓 長崎物語
長崎物語という長崎の銘菓を購入。1960年代から長崎県民愛好のお菓子。甘いバームクーヘン様で、クリームは一つ一つ手作りで詰められているのだそう。子どもの頃からこのパッケージであり、「茶色い柄に文字が書いてあるもの」と認識していましたが、深く考えることもなく過ごしておりました。調べてみるとなかなか深い。「ジャガタラ文」という文章が刻まれているのだそうです。
ジャガタラ文とは
江戸幕府は1641年、平戸オランダ商館を閉鎖しました。それに先立ち1639年、ヨーロッパ人の父親と日本人の母親に生まれた混血児をインドネシアのジャカルタへ追放しました。ジャカルタが当時ジャガタラと呼ばれていたため、彼らが送ってきた手紙を「ジャガタラ文」といいます。「ジャガタラ文」は、復元された平戸オランダ商館に展示されています。
そんな由緒があるとは知りませんでした。日本が恋しいという思いがつづられていたのだそうですよ。
JRにのって、列車のお供として食べた長崎物語。5層のバームクーヘンはしっとり、クリームはちょっとまったりしていて、オレンジピールのアクセントが効いています。長崎土産といえばカステラが有名ですが、唐草の「長崎物語」と「おたくさ」もぜひ食べて欲しい一品です。<YA>