唐津にプチトリップ3 開花堂 さよ姫 美しい貝殻のお干菓子
旧唐津銀行や大原松露饅頭の近くにあるのが、明治31年創業の開花堂さんです。長きにわたって和菓子を提供してきた老舗で、店内には生菓子や干菓子が豊富にそろっています。
残念ながら配達中とのことで、ガラスの外からパシャリ。「さよ姫」というお干菓子を購入したくて、あきらめきれない我々は、唐津駅内にある開花堂さんの別店舗に直行。そちらのお店は開いていました。唐津駅内の店舗は、食堂と併設されていて、庶民的な雰囲気です。
こちらがさよ姫。パッケージだけ見ても、女子受けする愛らしさですね。。
この地には、さよ姫伝説が息づいているようです。説明書によると、万葉の世に、松浦の沖を離れていく大伴佐堤比古との別れを嘆いた佐用姫の悲恋の物語。日本三大伝説の一つとして語り継がれているそうです。
中をあけると、初恋・磯の貝、お茶宝(ちゃほ)のさよ姫三品がかたどられたお干菓子がいっぱい入っていて、驚愕の愛らしさ。和三盆で貝の造形まで丁寧に作られていて、茶色い部分はシナモンの風味、緑の部分は、緑茶の風味がします。口の中でほろっとほどけて、上品な甘さが広がります。一つ一つの干菓子が、薄い和紙に包まれていて、なんとも美しい干菓子でした。歴史ある町には、まだまだ知らない美しいお菓子が隠されているものですね。<YA>
開花堂
唐津市本町1889の2
0955の72の5750