唐津市 ふじ川蒲鉾本店 元祖 魚ロッケ食べ歩き
佐賀県唐津市。特に中町界隈は、昔ながらの情緒が残る港町の商店街です。こちらは旧唐津銀行。この西洋建築のすばらしさ。平成9年まで銀行として営業していたそうです。
中も無料で見学できるようになっていて、その美しい造形に、うっとりします。この豪奢な作りから、当時の裕福な町の様子がうかがえますね。かつて唐津は唐津炭田という炭坑の町で、炭坑王なども住んでいたそう。石炭を運び出す鉄道や物資を運び出す唐津港もあり、とても栄えました。その頃の残り香が、いまも漂う町並み。
おそらく炭坑マンの胃袋もしっかりささえていたであろう江戸時代創業のふじ川蒲鉾本店に足を運びました。こちらの名物は魚ロッケ。そのネーミングのわかりやすさと「ぎょろっ」という響きのおもしろさから、全国津々浦々魚ロッケという名のすり身天ぷらは見ることができますが、おそらく元祖と黙されているお店が、このふじ川蒲鉾本店さんなんです。充実の品ぞろえ。港町には天ぷらが似合う。
こちらが魚ロッケ。パン粉をつけてあげてあります。普通味とカレー味の二種類。昔は「ハイカラ天」と呼ばれていたそうですよ。お友達と1個ずつ購入し、半分ずつシェア。地元の方は、5個とか10個とか買われています。夕飯のお供でしょうか。
残念ながら、あつあつとはいきませんでしたが、タマネギとニンジンが入っていて、もちろんとってもおいしい。パン粉がさくっとしています。唐津の皆さんのソウルフードですね。日曜はお休みのよう。土曜に行ってセーフでした!<YA>
ふじ川蒲鉾本店
唐津市中町1859
日曜休み
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