源吉兆庵 ゆずのお菓子 とこよ
おいしい柚子のお菓子を頂きました、。柚子そうめん「とこよ」。岡山の源吉兆庵さんのお菓子です。柚子の皮をむき、細切りにしたものをじっくりと糖蜜に漬け込み、時間をかけて蜜をまんべんなく浸透させて、仕上げてあります。季節ものではなく定番のお菓子のようです。そうめんのような細切りで見た目もとても上品。
口に入れると、砂糖の甘さに乗って、じんわりと苦みが口の中に広がります。甘さとすっぱさ、そしてほのかな苦みがたまらなくおいしいお菓子です。マーマレード類など、かんきつ類の「実」より「皮」のほうがおいしいと思えるようになったのは、中学生の頃。案外、早熟気味の味覚形成をたどってきましたが、歳を重ねるごとに、どんどんこの苦みが体に染み渡るようになってきました。自然が生み出した苦みだからこそ、お菓子としておいしいと感じられるのでしょうね。透き通るオレンジ色の美しさと、口の中で広がる深い味わいに、幸せを感じます。
お正月にぴったりの源吉兆庵さんのお菓子詰め合わせを見つけました。「とこよ」も入っているようですよ!<YA>