明月食堂 豚バラがおいしいちゃんぽん

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種子島でふらりと入った食堂。「ここはちゃんぽんがうまいのよ」との相席になったおじさんのサジェスチョンを受け、ちゃんぽんを頼みました。おじさんは、すでにチャンポンを黙々と食べていました。常連さんかと思いきや、自分が旅人であることや、釣りにやってきたことなど、よもやま話を話してくれました。そうしてるうちにお店の人が、ビアグラスのようなでっかいグラスになみなみと入ったお水がでてきました。なんでビアグラス・・・と、がぶがぶと水を飲んでいても、おじさんの話は続きます。アメリカやヨーロッパにも行ったんだ。でっかい大陸は車で渡るんだ。車は着いてから現地で買うのよ。行きたい場所をぐるりと回ったら、最終地で乗り捨てるの。などと、話はどんどんでかくなってきた。「お金持ちなんですね」とかえすと、「こんな年になって、金持ってないなんて悲劇じゃない」という。

話の途中で、出てきたたyんぽん。上にトッピングされている豚バラが、わざわざちょっと濃い味に仕上げてあって美味。スープは上品でしたがアクセントとなって生きています。定番のピンクかまぼこも華やかに乗っていて、なかなかおいしいちゃんぽんでした。

 

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 食べるのに夢中になっていると、おじさんは「じゃ、そのうち熊本にも行くわ」と帰って行きました。でっかいビアグラスといい、旅のおじさんといい、なんだか狐につままれたような不思議食堂で、旅の醍醐味十分でした。きっと一生忘れることのない食堂です。<YA>

明月食堂

西之表市西町37

0997 22ー0458