真冬に昭和チックな食堂街で食べた「カレーうどん」の思い出
寒い季節になると、無性に食べたくなるものに、カレーうどんがあります。カレーうどんといえば思い出すのは、数年前のランチタイムに遭遇した、とある昭和の香りがする食堂街での出来事。その食堂街には、とんかつやさんや中華料理屋さん居酒屋さんなど、いろんなお店が軒を連ねていたのですが、夜がメインなのでしょう、お昼は少々気合が抜けた感じ。「カレーうどん」の看板を掲げている居酒屋さんがあったので、寒かったので入ってみました。
言葉が片言の外国人の店員さんから、最初に食券を購入。カレーうどんの単品はなかったのでしょう。コロッケとご飯、お漬物つきのセットメニューが運ばれてきました。量が多すぎるので、ご飯はそのままお返しし、熱々サクサクのコロッケを一口いただく。おいしい。そして、そのあとカレーうどんを一口食べて驚愕してしまった。冷たい!細かく言うと、ルーは常温、うどんは冷水でシメたような冷たさだ。これは、冷製カレーうどんなのか。いや、あつあつのカレーうどんが少々ぬるめで運ばれてきたのか?いや違う。このキンキンの冷たさは、明らかに「冷製」ではないか。そもそも冷たいカレーうどんって存在するのか・・・など、いろんなことが頭を交錯し、連れがはふはふ言いながら食べている熱々の「カツとじ丼」に目も心も奪われる私。心も体も寒い・・・こんなことなら熱々の白ご飯を残しとけばよかった。ルーだけでもこちらにかけて食べたら、こんなにも寒くなかったのではないだろうかなどと貧乏くさく考える。いまだに謎のカレーうどん。次回は、夏に行こうと心に誓った出来事でした。<YA>