日本のソウルフードが上品なジュレに 佃權(つくごん) 夏おでん

 

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ずいぶん具だくさんなゼリーだなーと思い、羽田空港でじっと凝視してしまったコレ。よく見ると実は・・・

 

 

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 おでんでしたー。名づけて夏おでん。おでんのゼリー寄せです。具材は、えび団子、いわし団子、焼竹輪、東京揚げ、海老、結び昆布、きぬさや、こんにゃく、グリーンピースなど。種類も彩旬、涼旬、うなぎ、海鮮、会席とあり、それぞれ具の構成が違います。佃權さんは、江戸時代に創業したかまぼこ、はんぺんの老舗だそうです。築地にお店があるようで、はんぺんが大迫力。スーパーでは見たことないでっかいサイズのはんぺんです。

夏おでんに話をもどすと、最近のジュレブームもあり、このゼリーの食感にはまったく抵抗ありません。抵抗どころかつるっと冷たい食欲は、食欲がないときなどにとてもよい。離乳食や高齢者の食事として、もっと市場が広がりそうな予感すらします。何よりも、懐石料理の前菜のような上品さが、「庶民のソウルフード★おでん」という常識をくつがえしますね。いろんな具材が型崩れしながらどんどん煮詰まっていく、そんなおでんもいいけれど、こちらは別物って感じです。しばらく室温にしておくとゼリー状ではなくなり、そのままお鍋でぐつぐつ煮ると、普通におでんとしておいしくいただけます。ネットで買えますよ!<YA>

佃權

東京都中央区築地5の2の1