古代の塩ツボは、役所のそばで発掘されるらしい 天草市五和町ふくだの塩工房 天日干しの塩

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イルカウォッチングで有名な天草市五和町二江。こちらに「ふくだの塩工房」さんはあります。こちらのお塩は、天日干し塩。太陽にさらされ、30日。お日様と潮風のみの力で自然乾燥されるのです。塩の作り方としては釜炊き塩というのもあり、こちらは当然早く水分が蒸発します。しかし、天日塩は非加熱で、時間がかかる分、ミネラルや味が全然違うんです。こちらの塩も旨みがあって本当においしい。おにぎりで食べると、おいしさが際立ちます。魚にしても野菜にしてもそうですが、太陽の下で干すと旨みが凝縮しますよねー。干ししいたけも、かますの一夜干しも、太陽の力の賜物です。

ところで、五和町に、五和歴史民俗資料館があるらしいのですが、地元の沖の原遺跡の展示コーナーがあるのだそう。そこには九州で初めて発見された古墳時代の製塩土器が展示されているのだそうです。縄文時代から製塩してたって当たり前のことなのかもしれないですけど、すごくないですか?そしてその土器が今も残ってるんですよ!と素直に感動(笑)。昔はこの素焼きの製塩土器に海水を入れて、煮詰めて塩を作っていたのだそうです。

ほかのサイトを見ると「塩を取り出すときは、土器を割って取り出したので、見つかる土器は壊れた状態で見つかります。塩は税として納めていたので、役所のあったところで多く見つかります」書いてありました。役所の近くに、塩ツボがあるなんて!今はなき「ヘーボタン」を押したくなりました(笑)。骨製釣り針も展示されているんですって!次にイルカウォッチングに行くときは、訪ねてみたいスポットが増えました!<YA>

 

ふくだの塩工房

 天草市五和町二江127の1

0969(33)2070