岡山銘菓 調布という名のお菓子は、若鮎の原型?

 

 

 

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岡山のお土産でいただいた「調布」というお菓子。調布市に関係あるのかと思いましたが、まったく関係ないようで、古代、租税として朝廷に納められた手織の巻布「調布」に似ているところから命名された言われるお菓子です。確かに小学校で習いましたよね、「租庸調」って。あの調なんだと納得。奈良・平安の時代より夏の季語として和歌に詠まれるほど歴史あるものなのだそうですよ。

 

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断面はこんな感じです。中に入っているのは、ふんわりとしたやわらかい求肥。外側は、卵をたっぷりと使った香ばしいカステラ生地の薄皮でくるんと巻いてあります。表面を軽くあぶってもおいしいです。中のもちもちかんがすばらしい。

調布は、いろんなお店が販売しているお菓子のようです。鮎の形をした若鮎というお菓子の原型とも言われているんだとか。確かに構造は一緒ですよね。長い年月をかけて、進化しているお菓子なのですね。<YA>

 

株式会社廣榮堂

岡山市中納言町7の32