ODE(オード)(2) 東京・広尾 流れるようなフレンチ・フュージョン
しばらくするとカウンター席は満席となりました。先ずはアミューズはドラゴンボールに見立てたもの。シグネーチャ料理でオマールエビのエキス(ジュ)をオマール風味のカカオバターで閉じ込めたもの。一口で頂きます。お酒を飲む人にはオレンジのクアントローが提供されます。濃厚な香りが口の中に広がります、これからの料理の期待感が高まります。
ほうじ茶が敷き詰められて(食べれません)その上に、メレンゲ風にフォアグラムースと玉ねぎ、いぶりがっこ。
いぶりがっこのシャキシャキ感とフォアグラがマッチング。
グルテンフリーなので、キャビアジャガイモタルト・さんま牛肉というシグネチャー料理には会わず、これ。
ゴールデンキャビア(魚卵)とじゃがいものムース
白ワインが頂きたくなりますね、これは。
グレーの皿の端っこにのせられた、水タコ、水晶ぶんたん、コリアンダー
というか、このマリアージュやばい。美味しすぎ。
白子、さつまいも、黒ニンニク。目の前でトリュフをすって乗せてフォームをかけてくれます。さつまいもリゾットにたらの白子、
発酵バターのミルクフォーム。実は私は白子が苦手なので、一口で食べてジュースで流し込むとか。
鱈、おかひじき、椎茸。鱈1個でも十分だけどと思うほど、でもこの鱈めちゃくちゃ美味しいわ。椎茸の火入れ加減も絶妙。
メインは川俣シャモ(福島県のシャモ)、黒こしょう、蕪。フォームに隠れて見えないが。
これも美味しいです。弾力ある肉の食べごたえ。
アマゾンカカオ、藁、金柑
料理の割にデザートが少し感動が薄かったのですが、日によるのでしょう。
コーヒーやエスプレッソが供されず、ハーブティーか和茶を選ぶようになっている。逆に新鮮なのだが、エスプレッソを飲みたい気分だった。小さなお菓子はクリームチーズ。
全体的に満足度は高いランチコース。ぶどうジュース2杯、ペリエ飲んで税込12000円は飲み物代が少し高いせいか。
生井シェフにお見送りいただき、帰りに今日の食材の紙をいただきました。テーブルにメニュー表があった方が好きなのですが、これも新しいサービスの一つでしょうか。来年はミシュラン星の獲得に近いレストランかもしれません。(TT)