西麻布にある創作和食料理 ラ・ボンバンスの姉妹店のスダチ(SUDACHI)を土曜ランチで訪問。ラ・ボンバンスは10年間ミシュラン1つ星を獲得。残念ながら2018年のミシュランでは落選となったようですが。スダチは南青山7丁目。高樹町あたりは公共交通機関の便利が悪い場所。広尾の高級住宅地にもほど近く、大人の飲食店が多いゾーンです。スダチはファミリーマートの地階にあります。
地階に入るとカウンターが先ず目に入ります。個室は2部屋。落ち着いた空間です。
ランチのコース料理です。安いほうのコース。前菜4種。
どれこれ1品が手が込んでいます。
温かいものは最初に召し上がってください、と言われました。メニュー表はありませんでした。
椀もの
お出しもしっかりとってあって、美味しい。
お刺身。4人で訪問したのですがそれぞれの器が違っていて楽しい演出ですね。それに器によって料理の見え方も全然違います。面白いなぁ。
フランス料理風のローストビーフとアスパラガス
ハート形の可愛いお皿こちらは白バージョン
黒バージョン
名物と言われるこちらの鯛茶漬け。茶漬けは嫌いなのですが、名物とあれば美味しんでしょう。
土鍋で炊いたご飯、新潟県産米。ほかほかです。最後食べきれなかったら白おむすびにしてテイクアウトさせてくれました。嬉しかったですね。
鯛茶漬け、あまり食べたいのですが、こちらの鯛は胡麻ダレ仕立て。九州の方はゴマサバとか食べますけど、鯛茶のごまダレというのも九州なのでしょうか、わかりませんが。相当コクの強い胡麻ダレですね、なんというんですか、クセになる濃さというか。パンチがありすぎといえば、そうかもしれませんけど。
ご飯にのせてみました。結構なボリュームがあります。全部ではありません。普通なら鯛茶漬定食ができるレベルの出来ですね。コクのあるゴマダレが炊き立てのご飯と絡んで、結構お腹一杯だったのですが、するすると入ります。
茶を入れるのは好きではないので、これは違う人の写真
白く見えるのは、コーヒー味のブランマンジェ。白いけどコーヒーという視覚と味覚のギャップ料理。ゆっくりいただいたランチ。美味しかったです。
二日目の朝は絶対行きたいと思っていたのが、こちらの済州家(ちぇじゅが)。こちらはあわびのおかゆが有名なお店。ナンポドンにも店舗がありますが、ソミョンのロッテホテル近くの新しい方の済州家さんに伺いました。
日本人に人気のお店です。日本語表記あり。
このあまだい塩焼きというのも人気とのことなので頼んでみます。
水キムチやキムチなど。水キムチ(左下)って初めて食べたのですが、米粉などで発酵させたキムチ。野菜だけを食べるのかと思っていましたが、このお汁の部分にも乳酸菌が解け出ているから、お汁も一緒に食べるのがいいんですって。
こちらが一番人気のメニューといえばアワビ粥。アワビの内臓とごま油、お米を一緒に炊きたて、厚めに切られた大ぶりのアワビがどどーんとのっていますお粥です。内臓から出るダシがしっかりときいていて、調味料などは一切使用しなくても、濃く深いまろやかな味でいただけます。口に入れると、海の風味が広がります。うーむ。これはここでしか食べられないおいしさです。
アワビもぷりぷりと。
こちらはあまだい。身はほくほくで骨はぱりぱり!ほとんど骨がなくなるくらいパリパリ食べてしまいました。いい店です。誰もがリピするのがわかります。<YA>
東京赤羽橋にあるフレンチ L'aube(ローブ)。今回は桜満開の3月末の訪問で昨年7月に訪問依頼2度目。
入口はビルの1階で少しわかりにくいのか、遅れる人も。
今回は6人で訪問しました。コンパクトにまとまった店内ですが、照明の適度さもあってか隣の人との距離感も気にならず。今橋シェフ、平瀬パティシィエ、石田ソムリエのコンビネーションは前回の記事でも書いたように、ローブの良さを最大限に引き出しておられます。昨年度もミシュラン1つ星を獲得。
料理が5皿+2デザートでコース9000円、4皿+1皿で7000円と比較的リーズナブルな価格帯のフレンチにもかかわらず、1皿1皿が渾身作で満足度の高いフレンチのため2度目の訪問となりました。ワインも比較的リーズナブルな価格帯のものも多く、第三世界のものも多く揃えてあります。
アミューズ
新玉葱のスープ
土佐ジローの卵
イカ カモミール
これは結構特徴のある味ですが好きなアレンジメントですね。
グリーンアスパラガスとハーブ
ホルスタイン カレープラント
1皿ごとの綺麗な盛り付けがとても目を引きます。もちろん味も。
五島列島イサキ ハーブ
仔羊 牡蠣
柑橘 ココナッツ
苺
宝石にみたてたチョコレート
これは6人分。お好みでチョイスできるのですが、4つセレクトをお願いしました。前回は夏だったのでアイスだったのですがこのチョコレートはそれぞれ味が違ってとても楽しいですね。普段に買って食べても結構なお値段がするチョコレートですね。
まるで宝石箱ですね。
Gary Farrell Russian River Valley Sellection Chardonnay
ギャリー・ファレル ロシアン・リヴァー・ヴァレー・セレクション シャルドネ 2016 750ml 10K
『伝説のパリ・テースティング』においてカリフォルニアが勝利した際、Ch.モンテレーナのワインに使われていたことで一躍有名になったバチガルピ・ヴィンヤードを始め、ロシアン・リヴァー・ヴァレーの8つの高品質な契約畑から厳選した葡萄を使い豊かな陽光と冷たい海風を感じさせるバランスの良いシャルドネ。
BOUCHE DU RHONE 2016 TREVALLON 2.6K
Restaurant L'aube (ローブ)(1) 東京・赤羽橋 芸術性ある料理に感動
Restaurant L'aube (ローブ)(2) 東京・赤羽橋 芸術性ある料理に感動
そして、釜山で忘れてはならないのが、この種ホットクです。ホットクとは、黒砂糖などを使った韓国のスイーツ。釜山ではひまわりやピーナッツなどの種が入った種ホットクというのが人気らしいです。ナンポドンにも種ホットクの名店があり、ずらーっと行列ができていましたよ。おばちゃんとおじちゃんがせっせと種ホットクを作っています。こちらの油、バターらしくちょっと黄色みがかってます。バターの風味で若干塩味がおいしいらしい。
こちら種。かつて飼っていたハムスターのハム子のことを一瞬思いだしたが、いやいやソウルフードだからおいしいはず。こんなに行列できてるんだもの。
少なめのバターで揚げます。最初はこんな風にふっくらしてますが、最後につぶしてホットクっぽい形に整形します。
口をオープンして、種をたっぷり入れます。
カップに入れてくれましたが、香ばしくってざくざくして、おいしい!ナッツ好きの人にオススメですね。ソウルのホットクよりも技ありって感じです。全然関係ないですが、大韓航空のナッツ・リターン事件を思い出しました(笑)。韓国人にとってはナッツは大事なモノなのかもしれませんね。<YA>
目黒あたりでお店を検索して、訪問してみました。リストランティーノ・ルベロ。イタリアンです。JR目黒駅から目黒駅を白金方面に、途中路地にはいってすぐ、徒歩5分とかからない便利な場所です。しかし路地に少しはいっただけで静かな雰囲気。
路地からさらに左折してお店へ
60年の一軒家レストラン。オープンは2007年だから10年以上も前ですね。
1階は3テーブルの12席、2階は18席とのことですから30席ですが、個人的には1階の雰囲気のほうが落ち着いた感じがして好きでした。今回の食事も1階にて。
テーブルデコレーション。ナプキンがシャツみたいでネクタイがパスタに着色して作ってあります。他の方は色違いが準備してありました。
事前予約のコースメニュー 6500円。8000円コースもあるのですが、これくらいの価格は東京では使い勝っての良い価格帯なんですよね。
コースメニューを頼まない場合はアラカルトをシェアする方法でいただく。
ナプキンを取ったお皿の図柄もバチカンですか、素敵ですね。
料理のスタート
新玉葱 空豆
あったかく濃厚なスープが胃をほっとさせますし、チーズをカリッと焼いたものが美味しい
真鯛、筍、白子
白子は右手前。普段は苦手なもののひとつですが量も少なく炭火で表面をカリッとやいていて美味しい。茶色のものがチーズパウダーでこれにつけていただく。
ANTIPASTO CARDO 肉のアンティパスト
ブッラータ 和牛テール マッシュルーム
ここまで食べるとルベロさんの料理は美味しいなと思えてきます。これからの料理も期待できますね。
サルサ・ヴェルデ 新じゃがいも
合馬の筍 国産最高級スパゲッティ
どこのパスタか興味があって聞いてみましたが、忘れました。北九州の合馬の筍、春らしいパスタですね。少量にしてもらいました。
クラッタ パルミジャーノ カルナローリ
これは美味しい1品ですね
サルティンボッカ 山形豚
サルティンボッカは調理法みたいなもので、イタリア語で「口に飛び込んでくる」という意味で、それくらい美味しくて食べられる料理
ティラミス マスカルポーネ
エスプレッソ
ワインはボトルからグラスからイタリア物を中心に多くの品揃えがありますね。詳しい説明も読みながら自分が飲みたいワインをグラスで注文できるので、嬉しいですね。白2杯と赤2杯をセレクト。
ルベロさん、料理も美味しいしあまりイタリアンは食べないのですが、結構いいと思いました。
夜は、フンくんオススメのナンポドンのサムギョプサル店へ。
ここはお客さまもちらほらいますが、例によってふらっと入るにはちょっと勇気がいる雰囲気。
小皿がいっぱい。韓国スタイル。
そしてたっぷりのサンチュとエゴマの葉っぱ。韓国料理はフレッシュ野菜をたっぷり食べますね。
お水もいい感じのボトルに入った水。
来ました。今から焼き上げます。
途中でおばちゃんがお肉をカットしてくれます。
じゅーじゅー。脂がほどよく落ちた頃が食べ頃。
サンチュとエゴマともろもろをトッピング。想像通りのおいしさです。やっぱりエゴマの葉っぱがいい味出してます!香りがいいです。ところで周りを見回してみても、こんな風に巻いて食べている人が、一人もおらずびっくり(笑)。果たしてマキマキして食べるのは正しい食べ方なのでしょうか。おいしいからいいさって感じで最後までマキマキして食べました。<YA>
通称白本として有名な「東京最高のレストラン 2019」の昨今話題のレストランの一つとして一番最初に掲載されていたフレンチ、「サンプリシテ」を訪問しました。オープンは2018年の1月ですから1年少し。
コース料理の大半を占めるのは魚介類。それも熟成魚をも特徴としている。場所は東京でも屈指のオシャレエリア、代官山。高級なフレンチが多いとはいえないゾーンですが、わかりやすい場所にあります。
Sの字がお魚にもなっています。シェフは相原薫さん、フランスでの修業後、銀座レカンでスーシェフ、広尾「レヴェランス」、荻窪「ヴァリノール」でシェフを努められて独立。
2階にあるドアを開けて店内に入ると
正面にはシェフズテーブルのカウンター席、奥にはテーブル席が広がります。シンプルな内装です。個人的にはもう少し照明が暗いほうが好きなんですが。
基本的にはペアリングのお店ですね、知りませんでした。私的には自分で選択したワインをじっくり飲みたい派なのですが、今回は無理をいってワインは選んだワインをボトルでいただきました。シャンパンはグラスでピエール・パイヤール ブージー レ・パルセル グラン・クリュ
サンプリシテ、日本語では単純な、簡素な。<簡素さ>は美しさの原点であり終着点、そしてフランス語では女性名詞です。
毛蟹 蕎麦
蕎麦粉のガレットの中には毛蟹 スタートからいいですね。
帆立
上にはトリュフ刻み
これもいいですわ
マドレーヌ
小麦かと思ったらカリッとしたマドレーヌ(黒オリーブと竹炭を練り込んだもの)の中から生ハムのだし汁とオリーブピュレのスープが。いやぁ、美味しかった。
しらす ボルディエ
パンにボルディエバター、しらすにキャビア。これも口の中でのハーモニーが素晴らしく美味しくてもっと食べたくなります。
つづいて玉手箱と
開けると、薫香
7日間熟成鰤ですね。
桑名 蛤 菜の花
ジュレ仕立て。蛤が白ワインと・・・素晴らしい
舞鶴 黒鮑 黒トリュフ
なんとも柔らかい黒あわび、満足。
七尾 細魚 白アスパラ
青い皿に映えますね。とても鮮やか。
五島林鮮魚 平すずき
五島列島福江の魚のプロ、林鮮魚さんから届く魚。うーむ。
ようやく肉。というか魚・貝で十分なコース仕立て。
銀の鴨 塩タマチャン
苺 ヨーグルト
蕗の薹(ふきのとう)
エスプレッソ
流れるような仕事のなせるフレンチ。季節ごとに来ても楽しいんでしょうね。