コーヒー伝来の地と言われているらしい長崎。その長崎で老舗のコーヒー豆販売店に行きました。中山洋行さんは、自家焙煎のお店です。かなり種類がありワクワク。
しかし、あまりに種類が多く、パッケージされたオススメコーヒーに目が行く。人は多すぎると選べないものである。カピタン珈琲、お滝さんの珈琲など長崎っぽいネーミングに引かれます。カピタン珈琲をゲット。ちなみにお滝さんとは、シーボルトの奥様の名前。
店内には珈琲豆だけではなく、缶詰なども多数。
しょうゆなどもあり。
お気に入りのカピタン柄のコーヒーカップにてカピタン珈琲を飲む愉悦。
カピタン珈琲は長崎出島のオランダ商館で、商館長カピタンが飲んだ珈琲をイメージしてブレンドしてあるのだそう。当時長崎出島に入ってきた珈琲は、原産がアラビアのモカで、ジャワ産だったと推察されることから、マンデリンとモカを味づくりの基本としてあるそうですよ。研究され、再現されたマンデリンの苦みとモカのこくが味わい深い。
新地中華街のすぐ近く。このかわいい看板が目印です!<YA>
オンラインショップもありました。
中山洋行
長崎市新地町13?9
095?827?2733
長崎物語という長崎の銘菓を購入。1960年代から長崎県民愛好のお菓子。甘いバームクーヘン様で、クリームは一つ一つ手作りで詰められているのだそう。子どもの頃からこのパッケージであり、「茶色い柄に文字が書いてあるもの」と認識していましたが、深く考えることもなく過ごしておりました。調べてみるとなかなか深い。「ジャガタラ文」という文章が刻まれているのだそうです。
ジャガタラ文とは
江戸幕府は1641年、平戸オランダ商館を閉鎖しました。それに先立ち1639年、ヨーロッパ人の父親と日本人の母親に生まれた混血児をインドネシアのジャカルタへ追放しました。ジャカルタが当時ジャガタラと呼ばれていたため、彼らが送ってきた手紙を「ジャガタラ文」といいます。「ジャガタラ文」は、復元された平戸オランダ商館に展示されています。
そんな由緒があるとは知りませんでした。日本が恋しいという思いがつづられていたのだそうですよ。
JRにのって、列車のお供として食べた長崎物語。5層のバームクーヘンはしっとり、クリームはちょっとまったりしていて、オレンジピールのアクセントが効いています。長崎土産といえばカステラが有名ですが、唐草の「長崎物語」と「おたくさ」もぜひ食べて欲しい一品です。<YA>
さだまさしさんの行きつけ店、「中国菜館 江山楼」。昭和21年長崎中華街にて創業した中国料理店。築町電停から徒歩2分ほどの場所に本店を構えています。コロナの影響で、オーダーできるメニューなどがかなり減っていました。
夜も時短となっていて、滑り込みセーフでした。知らずに来られた方、何人もお店に入れず帰っておられてました。間に合ってよかったです。
こちらは特上皿うどん(太)。最初にお店の方から「皿うどんは、焼きそばみたいなものですが大丈夫ですか?」と確認あり。たしかに皿うどんというとなんとなくあんかけのイメージありますよね。こちらはちゃんぽんの汁をしっかり吸わせた太麺焼きそばって感じです。特上という名に恥じぬ、「フカヒレ」トッピングです。練り物なんかも豪快ですね。何より、この麺は、ほかに追随を許さぬ食感でした。しこっとしてつるっとして、こんな麺食べたことない、さすが中国4000年の歴史って感じで美味です。
エビチリ。おいしかったですが、2人で食べるには少々少なかったです。
「中国菜館 江山楼」近くにあったオブジェ。いい感じのリラックス感。<YA>
「中国菜館 江山楼」
TEL: 095-820-3735
住所: 長崎市新地町13-13
長崎市内にある老舗の喫茶店「珈琲富士男」へ。昭和21年創業。遠藤周作や最近でも小山薫堂の書籍に出てくるなど、長崎が誇るトップオブ純喫茶です。コーヒーも有名ですが、サンドイッチもとても有名。前日に店の前を通った時は「サンドイッチ売り切れ」の紙が貼ってあり、翌日朝一番で、モーニングとしてサンドイッチをいただきました。
フルーツサンドイッチとエッグサンドを頼んで、シェアすることに。プチサンドイッチセットだと、少なめだからちょうどよさそう。
店内は、純喫茶感が満載ですね。本当に長崎は古きよき喫茶店が今も生活の中に息づいています。
注文票もすてき。
こちらはエッグサンド。「しあわせの黄色いサンドイッチ」とも呼ばれているそう。注文を受けてから卵を焼いて、しっとりとしたパンに挟んであります。分厚くあたたかくきめ細やかな卵は少しマスタードが効いていて、とてもおいしいです。
コーヒーもさすがのコク。
フルーツサンド。缶詰フルーツたっぷりのなつかしい味。こちらのサンドイッチは、具材はもちろん、しっとりしたパンがとてもおいしいです。コンビニサンドではこのできたてパンに「具材はさみたて」というフレッシュな感じは決してでませんね。薄く切られた梨も職人技。毎回行きたくなる店を発見してしまい満足。<YA>
珈琲富士男
長崎市鍛冶屋町2?12
095ー822ー1625
木曜定休
珍しく山鹿へ行きました。福岡の方との会合で熊本と福岡から便利が良い場所ということで山鹿になりました。どこで夕食を食べようかとなり、色々と検索してこちらの居酒屋にたどり着き予約をしました。山や はなれさん。山鹿では美味しいと評判の居酒屋 山やさんの2号店になります。2018年末のオープンなのでまだ新しいです。場所はさくら湯のちょうど裏手あたり。今回は飲み放題付のコース料理で。日本酒が1種類しか選択できないのは残念でしたが。手前はカウンター席で奥のほうがテーブル席になってます。
サラダとあん肝。日本酒に合うなぁ。単品メニューを見ても美味しそうな料理が並びますし、美味しいという事前情報があると期待もしていまします。
刺身の盛り合わせ
ごま鯖 久しぶりに食べたなぁ。うまい。
なんかメロ系の西京焼き。
ビーフシチューも出てきました。飲み放題のスペイン産白ワイン赤ワイン。
沢山料理が出てきます。とうもろこしの天ぷらと牡蠣を大葉で巻いた揚げ物。
柔らかい牛肉
〆の丼も漁師丼みたいで素朴で美味しい味ですね。
ワタリガニの味噌汁は出しが出てて美味しいですね、皆さん美味しいと頂いてくれましたので予約した身としてもホッとしました。
長崎名物のトルコライスが有名な喫茶店ツル茶ん。1925年創業で長崎では知らない人がいない老舗です。トルコライスというのは、長崎のご当地グルメであり、とんかつ、ナポリタン、ピラフなどが一皿に盛られたお得な一皿。ちゃんぽんに代表されるように、長崎のまちもグルメもいろんな文化、いろんな素材がいっしょくたになった魅力があります。ツル茶んのトルコライスも昔懐かしいトルコライスからチキントルコライス、シーフードトルコライスなどバリエーション豊か。
今回は、こちらのもう一つの名物メニューであるミルクセーキをいただきました。見てくださいこのもりもり感。上にのっている赤いチェリーも昭和っぽくてとてもいい感じ。
元祖長崎風ミルクセーキ。これはドリンクではなくてかき氷的な食べ物ですね。味はくどくなくてどちらかというとさっぱり。夏の暑いときに食べると体が冷えて、後味もすっきりしてよいです。
かわいい絵が描いてあるメニューの扉。かつては喫茶ウミノという長崎の老舗喫茶店によく行っていましたが、浜の町にあった2つの店舗が閉まったことや、アミュプラザ店もなんだかオシャレになりすぎて足が遠のきがちに。比較するとツル茶んは、古き良き喫茶店の趣を残し、地元の方にも観光客にも愛されている心がほっと落ち着くお店でした。<YA>
ツル茶ん
長崎市油屋町2-47
0958228516
約1年ぶりに、ミシュラン一つ星のフレンチ 東京赤羽橋にある「レストラン ローブ」さんへ訪問しました。この時期だからお客さんもそんなに多くないのかなと思っていたら、そうでもなく結構入っておりました。(ソーシャルディスタンシングは確保)さすがミシュラン★獲得店です。
昨年訪問時まではディナーでも9000円、7000円と比較的リーズナブルな価格帯でしたが、今回は 5PLATS+2dessertsのハーモニー13000円と9000円の構成に。一休経由だと少し違うメニューもあるようです。ハーモニー13000円。従来より食材のグレードが上がっていると期待します
左上より フォアグラ 柿
毛蟹 柚子 とスープ (今回一番美味しかったメニュー)
鰻 黒豚 (濃厚なセッティング)
スジアラ 鶏節
土佐あかうし アンティチョーク
無花果 乳
林檎 薫り
宝石箱チョコレート
さすが平瀬パティシエの繰り出すデザート。ローブではデザートが外れということがない。何度訪問しても美的センスのあふれるフレンチです。ただし、フランス 白赤ワインのラインアップは少ないので、ニューワールドのワインを楽しむ余裕をもって。