熊本県阿蘇郡小国町のそば街道に行きました。そば街道には、読んで字のごとし、たくさんのおそばの名店があります。観光シーズンになると、いつも待たされる・・・というイメージですが、平日のお昼間でしたら待たずに入れます。今回伺った吾亦紅さんは、さまざまなそば屋さんの中でも比較的敷居が低く、コストパフォーマンスがよいお店。それでいて香り高い石臼挽きのおそばを食べることができます。いろりがお店の中心にあり、落ち着いた雰囲気もなかなかで、デートでも家族連れでもOKという感じです。
こちらはセットメニューの「地鶏そば」(1,300円)。初夏にうかがったのですが、雨がしとしと降る寒い日で「ざる」って気分にはなりませんでした。そばがゆ、くず豆腐、小鉢、漬け物などがお盆に乗ってきました。地鶏そばは、キリッとしたおだしに、地鶏のうまみがしっかりでています。麺もしこしことまではいきませんが、美味。左側に見えているそばがゆの香ばしくて優しい味が印象的でした。お店の方も感じよくて、「阿蘇っていいところだー」という旅のよい思い出になることでしょう。冷たいのがお好きな方は、「地鶏しぐれそば」という冷たいバージョンもありますよ!
こちらは、アプローチです。風情があります。周りの感じも静かで情緒があり、野の花を愛でながらふらりと散策したくなりますね。<YA>
吾亦紅
所在地/熊本県阿蘇郡南小国町大字赤馬場(そば街道)
●電話/0967-42-1820
熊本市出仲間。なかなか裏通りまで入っていくことはありませんが、住宅街の一角に穴場な中華料理屋さんを発見しました。その名も中華食堂「栄耀」。ふらっと立ち寄るような店ではありません。途中大きな看板がありましたが、看板からさらにさらに車で進み、こっちで大丈夫?と不安になったときようやく見つかりました。それにしてもお客様が多いです。女性客よりも圧倒的にビジネスマン客多数。行った方によるとオススメは坦々麺と油淋鶏だそう。
本日のサービスランチ(700円)は以下の3種類。
海老と卵のトマトソース煮
牛肉とごぼうの玉子とじ
油林鶏
二人で行ったので、サービスランチの油林鶏と、坦々麺(単品600円)をオーダー。
写真は、油林鶏。すっぱいタレがつゆだく!。カラリと揚げた鶏肉に絡むと、うーん・・・おいしい!
こちらは坦々麺。どちらかといえば、さらりとした感じで、胡麻の粘度が薄い感じ。辛さは控えめですが、このさらっとキリッとした感じが、夏向きです。食欲がないときにぴったり。それにしても坦々麺ってなぜ青梗菜ついてるんでしょうね。
油林鶏、坦々麺、いずれのメニューもコーヒーがついてました。
外観はこんな感じ。およそ中華食堂って感じではありません。この前方にけっこう広い砂利の駐車場がありますが、しばらくするとすぐにいっぱいになりました。お客様はサービスランチの人も多いですが、皆さんけっこうばらばら。ちゃんぽんやパリパリソバ、タイピーエン、天津丼などなど充実のメニューです。別のテーブルで食べていらっしゃったパリパリソバの量がはんぱなく多いことといったら!表通りから一本入るだけで、こんな実力派のお店があるのですね。<YA>
中華食堂栄耀
〒862-0963
熊本県熊本市出仲間5丁目5−62
096-370-2267
お昼時、熊本市並木坂近辺の地獄温泉あたりを歩いていたら、小さな看板が。日替わりメニューがなんと500円。安い。おまけにメインディッシュが、鶏肉のバジルソース。先日パスタリスタでバジルに目覚めて以来、なんだか食指が動いてしまう。看板の奥の路地を覗き込んでみると・・・
太陽さんさんのお昼時とは思えない雰囲気ですが、ここでランチが提供されている模様。気になるー。ちょっと勇気いるなー。入ろうかなー、やめようかなーとためらっていたところ、お店の奥様が「こんにちはー!どうぞー!あいてまーす」と言ってくださいました。
いかにも居酒屋さんっていう雰囲気のお店ですが、ちゃんとした定食風のランチが出てきました。ご飯、マカロニサラダ、お味噌汁、ピリ辛春雨、山芋バター焼き、鶏肉のバジルソース。鶏肉は味がしみてておいしく、バジルの風味とすごく合います。ワンコインでびっくりするほど充実のランチメニューでした。<YA>
晴屋
熊本市南坪井町5-1
池田屋ビル1F 096-356-8664
熊本県山都町の「大福ラーメン」に行ってきました。お目当てはちゃんぽん。ラーメン屋さんなのにちゃんぽんなんて邪道かしらと思いながら、「ちゃんぽん絶品!」の前評判を聞いたからには、やっぱりちゃんぽんにトライでしょう。壁に貼ってあるメニューはご覧の通り。ちゃんぽんが一番高級メニューだということがわかります。個人的にこの赤い壁紙が好き。なかなかサイケデリックな柄ではないですか。ラーメンの「ン」が肉厚文字・・というより「ラーメ」ってところだけが細文字なのだ。20年以上続いているお店のそうで、私が来店したときはおばちゃんが一人で切り盛りしていました。1時半頃でおなかぺこぺこだったので、ちゃんぽんと餃子をオーダー。
ちゃんぽん(600円)。かまぼこ、チクワ、イカゲソ、モヤシ、豚バラ、もちろんキャベツなどなど。具がいっぱいで彩りが鮮やか。昔子どもの頃にちゃんぽん屋さんで食べるちゃんぽんってこんな色だったな。段々「色のものは体に悪い」ってことになっちゃって、最近のちゃんぽんは、ピンクかまぼことかあんまり入ってないのが多くってさびしい。シャキシャキの野菜など具材の味が溶け出た豚骨スープ。薄すぎず、辛すぎず、絶妙バランスでおいしいですね。
こちらは、餃子です。見た目の通り、皮がカラリとしています。中はやわらかくなつかしいお母さんの手作り餃子って感じ。素朴で愛情深い味で好きでした。「おいしいって言ってもらえるのがうれしくて」と語るお母さんがとても温かくていい雰囲気。小柄なお母さんがぱぱっと4人分のちゃんぽんと餃子をつくる手際のよさが、長年の年季を物語っています。<YA>
大福ラーメン
【所在地】 上益城郡山都町下市55-3
【TEL】 0967-72-0326
【営業時間】 11:00から15:00
【定休日】 不定休
崇城大学の近くにある洋食のお店「ビストロイング」にランチタイムに行って来ました。このお店は平成元年から18年まで熊本市新町にあったお店です。平成元年にできたころは、バブルの絶頂期。当時よく夜に通ったものでしたが、まさか崇城大学前のこのお店が、あのときの新町のお店と一緒だとは行くまで気づきませんでした。
ランチタイムは、11時半から2時まで。日替わり膳(850円)から、ハンバーグやカレー、とんかつ、ステーキなどいろんな中から選べます。今回いただいたのは、「本日の魚のムニエル膳(1100円)」。お膳にいろんなものが乗ってきてまさに「膳」って感じです。この日は鯛のポワレみたいな感じでした。パリッとした皮と少し酸っぱいソース(バルサミコか?)が、なかなか美味。これで1100円だったらかなりよいですね。ほかのメニューも必ずやおいしいであろうということを想像させるにたる味でした。これにコーヒーをつけるとプラス100円です。
ちょっと離れている場所であるにもかかわらず、すぐに満席。300円プラスすれば、普通のスープをきのこスープにチェンジできるんだとか。次回はきのこスープに挑戦。お手ごろな価格で、おいしいランチを提供してくれる主婦の味方ですね!<YA>
ビストロイング
熊本市釜尾町160?1 コーポ銀杏101
352-3171
休 日曜
熊本県山都町。水が通る橋で有名な通潤橋のある町に、その名も通潤という酒造会社があります。 通潤酒造は、清らかな湧水と良質な米に恵まれたこの山都町に、明和七年 (1770年)創業した老舗の造り酒屋です。以来230年間「備前屋」の屋号で地元に愛され親しまれおり、なんとこの備前屋時代には、西郷隆盛が泊まったこともあるのだそうです。
司馬遼太郎の小説「翔ぶが如く」の中の一節「過ぎゆく春」の冒頭部分にはこうあります。
浜町は山間の集落ながら良質の水にめぐまれ、江戸後期ごろから 醸造業がさかんになり、なかでも備前屋という造り酒屋が屋敷や倉などが最も大きく、商いも手びろくやっていた。西郷はこの備前屋の奥に身を横たえていた。さきの本営の木山に入る前後から天候がくずれ、菜種梅雨ともいうべき晩春の雨期に入っている。
この「浜町」は、かつて阿蘇神社の大宮司を務めた阿蘇家の居館「浜の館」があったところとしても有名で、歴女にはたまらないスポットとなっています。今ではその場所に矢部高校が立っていて、かつての遺構が残っている場所もあります。
そんな通潤酒造の酒蔵に伺い、オススメは?と聞いたところ、この「蝉」というお酒を紹介されました。
HPを見ると
長い幼虫時代を地中で過ごすセミの生態を、酒蔵で一年間寝かせた古酒のイメージに重ねた商品です。 山都町産の契約栽培米(山田錦、レイホウ)を精米歩合50%まで磨き上げ、柔らかな口当たりの辛口に仕上げました。 とあります。おすすめの飲み方は、冷酒で。
パッケージがオシャレなのですが、純米吟醸古酒「蝉」は熊本の芸術家集団「Voixヴォア」によって企画された商品なんだそうです。売上の一部は、熊本の芸術振興のため「Voixヴォア」へ寄付されるとのこと。
女性にはこちらのブルーベリーのお酒も人気だそうです。視力検査もできますよ!<YA>
〒861-3518 熊本県上益城郡山都町浜町54
メールアドレス:info@dev.tuzyun.co.jp
TEL: 0967-72-1177 FAX: 0967-72-0421
もっと早く発売されてもよかったんじゃないでしょうかチチローカレー。イチロー選手が子どもの頃に食べていたカレーを、イチロー選手のご両親が監修し再現したレトルトカレーです。つまり鈴木家直伝のカレーであり、これを食べると子どもがイチローのようになるのではないか?という幻想を抱かせてくれるカレーなのです。
もともとは、昨年12月20日(月)から本年4月10日(日)まで日本モンキーパークで期間限定販売し、ゴール デンウィーク期間中には同パークと南知多ビーチランド&南知多おもちゃ王国で販売したカレーなのだそう。
今回のレトルト化は、お客様からの「家庭でも同じ味を味わいたい」「お土産に持って帰りたい」 という声を受けて実現したのだそうです。
では、チチローカレーってどんなカレーなんでしょうか?特徴をあげるとこんな感じ。
●細かく刻み炒めたにんにくを使う。
●インスタントコーヒーやソースを隠し味に使用
●ぴりっと辛い濃厚カレー
●牛肉と豚肉の2種類を使っている
食べた感想は、思った以上においしかったです。ちょっとピリッと辛めで複雑な味のルーにトロトロのお肉。このパッケージから特に期待もしてなかっただけに、なかなかイケルという感想です。本当はチチローじゃなくて、ハハローが作ったんじゃないかと推測するんですが。
これを食べて以来、我が家のカレーもウスターソースとインスタントコーヒーを隠し味にいれてみることにしみました。イチローのように立派になれ!と呪文をかけながら作っています。県営名古屋空港で買えますヨ。<YA>