築地ちとせさんに、「お料理菓子」というカテゴリーがあるのをご存知ですか。「j深川丼せんべい」「むらさきふわり」などが、そのカテゴリーに入ります。
むらさきふわりとは、
黒豆醤油と昆布だしのジュレをなめらなかなとろろ昆布の白餡とともにふわふわのお饅頭に閉じ込めました。隠し味に効かせた山椒が、後味を爽やかに演出します。
「昆布だしとのジュレととろろ昆布の白餡・・そして饅頭に山椒・・・」という説明書きを読むだけでは、まったく味の想像がつかない商品。いったいどんな味なんでしょうか。
そのお料理菓子のひとつが、この天ぷらせんべいです。春先に水揚げされ、甘みのある「鷹爪海老」をふんだんに使用。日本三大葱の一つ「岩津ねぎ」の他 5 種のこだわり食材でかき揚げを表現してあります。鷹爪海老ってはじめて聞きました。袋を開けると、ふわっと漂う海老の香り。食感はさくさく軽い感じで、よくある海老せんべいのガリッとした感じより、軽やか。ネギの香りは、あまり感じられませんでしたが、なんだか複雑な香りが鼻に抜けます。いうなれば、天ぷらどん兵衛の上に載っている天ぷらってこんな味かなという想像。(天ぷらどん兵衛の天ぷらを単独で食したことがないので、あくまでも想像)。ということは、おそらくうどんなどにトッピングしてもおいしいのではないの?と想像できます。個人的には、ゴボウの香りがもうちょっと強ければ、確実に我が家のうどんに乗っけていただろうと思います。<YA>
長崎市の中華街にほど近い路地に、焼き小龍包のお店ができていました。その名もチャイデリカさん。中国人の女性が、上海で食べた焼き小龍包の味が忘れられず、長崎でお店を構えられたそうです。わたしも上海に行くと必ず一日2食は食べたい焼き小龍包。
まだ暗い早朝から開いていて、寝ぼけ眼で焼き小龍包屋さんに入り、焼きたてのアツアツをはふはふ言いながら食べるのが大好き。そして、舌をやけどし、飛び散る肉汁で、洋服にシミをつくってしまうのも定番。そんな上海仕込みの焼き小龍包を長崎で食べることができるとあって、期待大。もちもちの皮にこぼれる肉汁は上海仕込み。お店も白を基調としたおしゃれな感じ。テーブルにおいてあるラー油などの調味料も、本格的な味でびっくりします。
それ以外にも、タピオカアイスチャイや杏仁豆腐など、おいしいメニューがあるチャイデリカさん。中でもオススメなのがこのサンラータンです。ちょっととろみのあるすっぱいスープは、ヘルシーな味。ピリッとしていて、体が徐々に温まってくるのがわかります!長崎の新しい顔になりそうな予感です。<YA>
チャイデリカ
長崎市銅座町
095 870 7443
フルーツで有名な千疋屋さんの究極のモンブランをいただきました。まずは、お値段も究極で、一個840円也。普通のモンブランなら2個。100円寿司のくるくるで流れているモンブランならば、8個と半分食べることができます。見た目もなんとも上品。大きさは丈が高い分だけ若干大きいかなあという感じ。
個人的には、千疋屋さんの和栗のモンブランでも十分おいしいと思うのですが、その究極ぶりは、さまざまなこだわりから伺えます。半分にカットしたらこんな風。真ん中に、渋皮マロンが丸ごと1個入っています。イタリア産マローニ種のシャンテーニュ栗から作るコクの豊かなフランス産マロンペーストを使用。周りを覆うクリームも、イタリア産のマロンをマダガスカル産バニラで煮込んだマロングラッセを使用。下に敷いてあるタルト地はしっとり感と香ばしさが断然違う、スペイン産アーモンドパウダーと発酵バターをふんだんに使用。香りづけのラム酒は樽熟成によるバニラやバナナ香が豊かなトリニダード・トバゴ産プランテーション・ラムを使用しているというこだわりようです。横文字が多すぎて、どのくらいこだわってるのかがいまいち伝わらないのですが、食べてみたら、そのおいしさに圧倒されます!ラムの香りと濃厚なマロンの風味に、モンブラン好きなら一度は食べてみたい逸品です。<YA>
長崎といえば、ちゃんぽん。冬はそのおいしさもひとしお!ということで、長崎ちゃんぽんを食べに行きました。こちらは、中島川沿いにある共楽園さん。長崎市民に古くから愛されているちゃんぽん屋さんで、長崎を訪れるときは、こちらのちゃんぽん屋さんまで足を運ぶことが多いです。というのは、こちらの「そぼろ皿うどん」という太麺皿うどんっぽいメニューとてもおいしい!ねっとり濃厚なスープが麺に絡んで味を吸っており、ここでしか食べることができないおいしさなのです。
というわけで、ちゃんぽんに挑戦したのは、実ははじめて。周りを見渡すと、地元のビジネスマン風のピン客多数。そして統計的に見ても、「そぼろ皿うどん」よりも圧倒的に「ちゃんぽん」をはふはふ言いながら召し上がっている方の方が多いですね。この器ではわかりづらいのですが、かなりのボリュームです。あさりや牡蠣が乗っていて、もちろんピンクかまぼこをトッピング。あっさりしているのに深い旨みが感じられ、非常においしいちゃんぽんでした。長崎ランタンフェスティバルが始まりますが、共楽園のある中島川界隈は、めがね橋のライトアップがとてもきれいな穴場スポットです。是非カップルで訪れてみてください!<YA>
共楽園
長崎市古川町5-4
095-822-8257
火曜日休
東京白金台にあるパティスリー、レトロダムールグランメゾン。レトロダムールとは、フランス語でラブレターの意味。大切な人にスイーツを通じて、大切な心を伝えたいという思いからつけられた名前なのだとか。なんてロマンチック!そのレトロダムールなスイーツで、旬のリンゴを使った「りんごとワッフルのパッフェル」をいただきました。リンゴとワッフルの組み合わせはとても新鮮で、ナッツやシナモンとも好相性!シロガネーゼ気分にひたりながらあったかい紅茶とパッフェルをいただくひとときは、優雅!なんですが、待て待て!次は、わたしの「天城越え」が流れてきたではないか!
というわけで、こちらのおいしいスイーツは、白金台ではなく熊本のシダックスさんでいただけます(笑)。一月限定のメニューだそうです。レトロダムールグランメゾンは、シダックスグループのようですね。優雅という感じではないですけど、スイーツもランチも本格的なものが楽しめるのは、シダックスさんならではです!<YA>
シダックス熊本清水バイパスクラブ
おそばで有名な花せ屋花竹庵さん。お休みは「水曜日と雪多き頃」だそうです。こちらのおみやげでいただいたのが、こんぺいとう。まっちゃ味で真ん中にそばの実が入っています。
金平糖って食べるの何年ぶりだろう?思ったより大ぶりですが、抹茶の味が苦く甘く、口の中にいっぱいに広がります。こういうものは、黙ってなめておけない性質。がりがりっとかんでしまい、真ん中に入っているそばの実の香ばしい風味がふわっと広がるのがおいしい。外袋に、南蛮菓子と書いてあるとおり、カステラなどと同じ時代にポルトガルから伝わったお菓子だそうです。ポルトガル語には、コンフェイトという言葉があるのだとか。
今回調べていて驚いたのが、
正式な金平糖の突起の数は24個である
という事実。さまざまなサイトにまことしやかに書かれているが、果たして本当?そもそも「正式な金平糖」ってどんなんだろう?ということは、今回いただいたこんぺいとうは正式じゃないのか?などと書きながら、止まらずガリガリと食べてしまいます。<YA>
京都 花せ屋花竹庵
〒601 1105 京都市左京区花背別所町69
電話 075 746 0321
熊本市西区二本木の小さな路地にとてもかわいいお店を見つけました。名前はベルエポックさん。こじんまりとした小さなお店ですが、扉を開けるとこんな風。なんだか、フランスの田舎町にどこでもドアで行ってしまったよう。もともと西原村にお店があったそうです。左のショーウインドーには、たくさんのチーズケーキとチョコ。
拡大するとこんな風。チーズケーキだけでこんなにたくさん種類があるなんて、チーズ好きにはたまらない品揃えです。しかし今回のお目当ては、チーズケーキではなく・・
こちらのチョコ。グランマニエやブルーチーズなどとコラボしたチョコが数種類。見た目のシンプルさからは想像できないような深い味わいに、思わずハッピー気分が体中にみなぎりました(笑)。価格はお安いとは決していえないのですが、がんばった日のごほうびに自分用に買いたいと思わせてくれるチョコでした。
ベルエポックさんは、横に小さなテーブル席があり、一日一組限定でディナーも楽しめるのだそうです。いろんな方のブログなどで拝見すると、とてもおいしいと評判。このようにおいしいチョコを出すお店ですから、ディナーもおいしいに違いない!今度予約してみようと思いました。<YA>
ベルエポック
熊本市西区二本木4丁目3-40
096-354-1905