東京では東の尾花、西の野田岩とも呼ばれる、鰻の超有名店に訪問します。尾花は明治創業で創業130年を超すお店。ミシュランでは鰻で1つ星を獲得しています。場所は南千住。
28年前に訪問
社会人2年目の時に訪問しています。当時はグルメ本で有名店を知る時代でしたね。友人と夜訪問して、私はこんなにうまい鰻があるのか、と衝撃を受けます。そして江戸川橋の石ばしなどを訪問するように。ということで28年ぶりに訪問。記憶の中で残っている鰻屋さんの一つです。
お店がオープンする前から並ばないと1巡目は無理でしょう。2巡目分で売り切れますので。昨年10月に座敷席からテーブル席に変更になり、11卓ですので最大22人。ここを訪問するノウハウは色々とネットに出ています。写真は敷地内にある稲荷神社。美味しい鰻を食べれることにお祈り。
お店の入口の左側は待合スペース。尾花の鰻はさらっときて、さらっと食べて帰るというより、この鰻を食べるという気持ちがないと無理ですね、並ぶの覚悟、しかし相当なる満足感を感じますので食はエンタメというのをはっきりと感じます。
冬は紺地に白字、夏は逆。韓国人など外国の方も多い。
テーブル席が並びます。以前は座敷でした。
私が座った窓側の席
鰻は店に入る前に注文しておきます。
うな重は 5300円(税別)と6300円の2種類。鰻のお店でも高額な部類に入るでしょうね。しかし普通の鰻屋に2回行くなら尾花で1回食べたいという鰻ファンも多いと言います。私はう巻を食べたかったので、小さいサイズにしました。28年前はいくらだったんですかね、2000円から3000円くらいでしょうか。
席に座っても鰻が提供されるまで時間がかかるので、日本酒を飲んだりう巻、焼鳥などの「あて」を頼むのが尾花流
う巻 2500円
値段もさることながら大きい。28年前にここではじめて「う巻き」を食べて衝撃的なふわふわ度と出し巻きの旨さに感激したのを思い出す。当時はいくらだったのだろう。たぶん1000円台前半くらいだろうか。
1人ではボリュームが多いのだが、うまいものは特別だ。
刻み鰻のボリュームもハンパナイ。タレにつけて食べるより、私はそのままが好きだ。
さていよいよ鰻が到着し28年ぶりの対面だ。肝吸いは400円
綺麗すぎる。この鰻をオーダーできる自分になったことにも感謝しつつ、鰻を頂くこととします。
尾花の鰻は蒸しと焼きが完璧だそうだ。
小サイズでも十分な量はある。
ふわふわすぎる。
そして普通の九州人の舌からすれば普通にタレは辛い部類に入るでしょう。このタレが鰻の旨さを十分に引き出しています。
雑な仕事の所がない。うなぎのタレも均一だ。
これはこれは「尾花の鰻」は素晴らしいと思いながら食べ進みます。鰻・タレ・ご飯が見事にコラボレーションマッチングしています。鰻重の三重奏。
さっぱりした肝吸いがとてもさわやか。
香物は きゅうり・白菜・人参の三点セットには及びませんが
米一粒も残さず完食。
東京うなぎ いいですね。