夏もうなぎ、冬もうなぎ。ラーメンに変わってうなぎ。値段は高いが東京のうなぎは満足度が高い。そして今日も鰻の名店を探す、
ということで
東京・平和島のうなぎの名店 はせ川さんに来ました。平和島というと競艇のイメージがあるのですが、初訪問。京急蒲田から品川行に乗換えて戻ること3駅。以外と小さな駅、駅前の小さな商店街を抜けてそれから左折して環七に出て横断歩道を渡ればすぐ。
結構立派な建物でびっくり。90何年も前ってこのあたりは何にもなかったんでしょうね。
お店の前に主要メニューが書いてあるとは親切。
入ってみましょう。日曜日のお店がオープンしたてというのに、お客さんが多いこと。地元の人なんでしょうか。テーブル席に着席。店内は和風というわけではなく、明治大正チックな洋風。
こだわりを感じる。
メニューに目を通しましょう。上は3600円です、東京の標準に近い価格帯です。
全く気が付かなかったが、玉子重 800円とか、親子重 1300円、 うな玉重 1700円という安いメニューまである。
頼みにくいが、どういうのものか食べてみたいが。
鍋料理があるとは珍しい。
うざく と うな重(上) 本当は日本酒かワインだが、お茶。
酢とうなぎのバランスが良いうざく 800円。上品な仕上がりだ。
うな重(上)が到着しました。10分くらいで到着しました。いい感じです。
この蓋をあける瞬間がたまりません。ほんとうに綺麗なうなぎ。重一面です、松だとご飯が見える部分が多いです。やはり見えない方がいい。
お新香もこだわりと美味しさがある。うなぎはお新香のポテンシャリティも大事なのです。
これもクオリティの高い肝吸、熱めですので三つ葉のさやわかさを感じゆっくりと頂きます。
蓋の裏を見ると、この字では はせ川とは読めないが。むせ川かなぁ。
うなぎは一番真ん中の部分から食べるようにしていますが、本当は左側からか
身はふっくらして、秘伝のタレは香ばしく切れの良い上品さ。うなぎの脂感も上品すぎる、いい。
ご飯はそんなに固めではなく、水分も含むが次第にこのうなぎにはこの炊き具合がマッチしているのでは思う。うなぎの柔らかさと米の炊き具合が見事にマッチしたうな重だ。これは箸がすすみます。
この山椒が秀逸だ。以前はもっとピリピリしていたとの情報もあるが、十分なほどの香りとピリ感は残る。近くに住んでいるおじさんだろう、ふらっと立ち寄り、碁の本を読みながら うなぎ(松)を食べて帰った。カッコいい感じがした。 (TT)