10月中旬の東京は寒い日がありました。雨もしとしと降って、薄手のコートを着ないと夜も寒いくらい。今日も明日も立食パーティの予定でしたので、今日は立食での食事をほとんど取らず会話に集中し、静かに食事をすることを選択しました。いやーこれも楽しみですね。
宿泊場所の赤坂の近辺で鰻の美味しそうなところを選んで訪問。鰻店というと結構夜閉まるのが早いのですが、こちらふきぬきさんはラストオーダー21:30で22:30閉店なので、遅めの部類ではないでしょうか。店は赤坂見附の飲食街の南端のほうで見つけやすい。外国人の旅行者の方も結構お店の中に吸い込まれていく、有名なガイドブックなどに掲載されているのか。1F、地階とお店はありますが1Fでは数組の方が日本酒を飲んでらっしゃいました。
メニュー表を見ていきましょう。創業大正12年です。大正12年というと1923年、関東大震災の年ではないですか。創業94年ということになりますね。
富貴貫と書き、高貴でそれを貫くという意味、お客様に良いものを提供しづつけるという強いメッセージが込められているという。
うなぎは4ランクですね。松の上に菊がある。普通に竹 3,230円を頼むことにする。竹と松の価格差は1000円、結構大きいね。多くの人は竹を頼みそう。東京のスタンダード的価格だと思います。
ひつまぶしもありますが、ひつまぶしには梅がありませんね。
うな重は蒸して焼くので30分時間がかかります、とのこと。やはり夜だからどんどん準備しているわけではないのでしょう。まぁゆっくりと。今日はうざくと白ワインという気持ちが強まってきた。
塩辛なんてのもあるのだが、天ぷらやみたい。
酒の通しの枝豆自体も秀逸。
白ワイン 180mlで、タティアラ(オーストラリア)というスーパー・コンビニで販売されているワインしかなかった。もう少しグレードが良いワインを置いてほしいと思うが、グラスワインと称したペットボトルワインなどよりいいかなと思ってしまう。
うざく1200円。ほとんど鰻じゃないですか。結構食べごたえあります。うなぎの量からいって高くない。
うなぎが出てこず、次は赤ワイン、こちらもタティアラに。ギンギンに冷え過ぎている。
もうそろそろかなーと思ったら、到着。お腹空いてきました。
薄めの色付のうなぎは上品な感じがします。老舗の鰻屋さんという雰囲気が出ているお重。
竹でほぼ1匹の鰻。焼き加減からいって上品なふわっとさがあり、バランスが良い鰻という感じ。脂がのりすぎてもおらず決してパサパサでもなく、少し柔らか目のご飯との相性も抜群に感じます。ご飯の量はそれほど多めではありませんが。醤油の甘辛さのバランスもいいですね。日本への来訪者の方も日本でこれほど美味しい鰻を食べれれば満足ではないでしょうか。
やっぱり、鰻はいいですね。完食です。TT