2018年にオープンした日比谷ミッドタウンの3階にあるイタリアンレストラン、SALONE(サローネ)東京。横浜にある本店サローネ2007は有名ですが、そこの東京旗艦店がこちら。隣のお店は京都の料亭瓢亭さん。
豪華な感じです。店内はコロナ対応でパーティションで仕切られ、テーブル席はほぼ個室みたいなしつらえになっておりました。ほとんど見えません。
10皿のコース。お酒は珍しくペアリングで。
メニュー表があると安心できますね。
サローネの前菜 茹でタコ/シチリア
定番の料理のようです。茹でタコとオレンジオイル、あさりの泡。樋口シェフのシチリア修行時代の思い出の一品という。アサリのスプーマとシンプルなタコ。
冷製でなく暖かい所がよい。
続いて反射する器の中には
赤海老 バッカラ ブンタレッラ
プンタレッラインサラータ レモングラニテ クルトン
カニとポロ葱のタリオリーニ
タリオリーニにワタリガニのトマトソース、ドライトマト・タイム・ポロネギチップスを添えてある。美味しい。
鰻とフォアグラのクレスペッレ
手で持って食べるフードが出てきた。クレスペッレはクレープみたいなもの。
ドッピオラヴィオリ 牛テールとフォンドゥータ
レモンソルベ ジンシロップ バジルオイル ジュニパーベリーパウダー
鰆のヴァポーレ ピスタチオのズッペッタ
鰆の炙りにスティックセニョール、オカヒジキのフリットにピスタチオズッパ
京都亀岡 七谷鴨のアッロースト
白いティラミス
白いホワイトマスカルポーネクリームを使用したものです。ヘーゼルナッツキャラメリゼ、イチゴ、黒トリュフジェラート、フランジェリコゼリー、ビーツゼリー、ビーツメレンゲ。
冷たさ、酸味、温かさ、サクサク、甘さなどなど色んな味が詰まったデザートや
ペアリングは7杯。いつも感じるように忙しい感じがしました。
シャンパンはもちろんフランス プチジャンピエンヌ。イタリアのスパークリングワインじゃないんだ。
イタリア北東部ヴェネトのワイン ソアーベ クラシコ タメリーニ 2018
CINQUE TERRE 2017 チンクエ テッレ
世界遺産チンクエ・テッレの段々畑から生み出されるワイン。ぶどうはリグーリアの土着品種、ポスコ。
カーザ デフラ アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ
ヴィーノ・デル・ポッジョ ナヴェル ヴィーノ・ロッソ
Ambrosia Nicolini
ブルネッロ ディ モンタルチーノ イル コッレ 2014
Brunello Di Montalcino Il Colle
最後に絵に食材が書かれた紙をいただきました。最初にもらうより食べた後がよいですね、これは。今日食べたものを思い出しています。
おいしい五色もなかをいただきました。こちらは肥後高砂やさんのもの。肥後高砂やさんは、細川家の能楽師としてつかえられた歴史あるお家柄、肥後金春流中村家が作っておられるもなかです。400年以上も続く熊本の能という文化を継承することは、大変だったことでしょう。ありがたすぎて食べるのがもったいないですね。
5色とは、大納言、すりごま、いもくり、くるみ、うぐいすの5種。特にくるみが好きでした。
熊本で能楽鑑賞したのは、水前寺成諏園のイベントの時と、女性センターはあもにいであった肥後金春流の発表会。平田機工の新社屋の中にも能舞台ができたと聞きましたが、公演などなさっているのでしょうか。
ちなみにこちらは昨年11月に行われた水前寺成諏園築庭350年を記念して行われた薪能。薪の炎がぱちぱちとはぜる中で行われる幻想的な能舞台。うっとり。こういう公演を入場料無料・申し込み不要でなさっておられて、すばらしい。こちらの能楽堂は、八代松井家からこちらに移築されたもの。
肥後高砂や
熊本市中央区河原町2番地
096?352?5339
そばです、同じものを続けて食べたくなる癖もあります。カレーが続いたり、今はないけどラーメンが続いたり、フレンチが続いたり。小国のそばのあと熊本市水前寺にある有名店 手打百藝 中の森に久しぶりに来ました。ここは人気店、でも以外に回転はよいかと思います。11:00から営業なので、12時前には(たぶん)1回転目がはいりますので、その時間あたりはねらい目かもしれません。最近IPHONE11から13プロに携帯電話を機種変更したので、接写もできるし写真撮影も楽しくなりました。
店の前の駐車場を利用。雰囲気あります。丁度席が空いてました、ラッキー。店内は民芸調で落ち着ける美味しそうな蕎麦屋さんの雰囲気があります。
以前来た時にはなかったお薦め蕎麦のページがありました。「発芽そば切り」そばの実を発酵させてそばにしたようで、甘みの増加、餅のような食感、独特のぬめり。従来のそばの概念が変わりますと
これだけ書かれるとこれを食べてみないわけには。せっかくだから発芽そば切りと更科そばの盛り合わせの御前二色そば 1650にします。
海老と野菜の天ぷら+440円で。
つゆ、塩、薬味
天ぷら 440円 。えび1本と野菜3種、お腹すいていれば天ぷらのダブルっていうのもありだと思う。
到着。そばの量はだいたい1.5人前になりそうとのことでしたが、これくらいの量であればいけそうです。
まずはこちらの発芽そば切りから。水水しく美味しい。香りもしますね。でも普通のそばとの違いがいまいちよくわかりません。概念が変わるかといえば、特に変わらないのですが美味しい。さすが。濃いめのつゆですからつけすぎないくらいがちょうどよいかもしれません。
更科そば。
こちらも好き。
となりの人が「じゅるじゅるー」やっていたので、私もしてみました。音を立てても立てなくても味は変わらないような。でも一説によれば空気を一緒に食べたほうが美味しいとのこと。つゆが飛びそうだから「じゅるじゅるー」を演出しなくてもいいか。
いやいや1ケタ温度の寒い冬に冷たいそば。
やっぱり温かいものが食べたくなる。
宇城市の亜湖の木さん。おいしいスイーツがいっぱいで人気のお店です。以前「焼きモンブラン」というお菓子をいただき、とてもおいしかったので買いに行きました。塗り壁のかわいい建物。
モンブランというと生菓子がほとんどなので、日持ちがするものってないですよね。その点こちらのモンブランは、毎日のティータイムで食べることができる手軽さがよいです。お花みたいな形もかわいい。
こんな感じで、真ん中に人吉球磨地方の栗のペーストが入っている焼きモンブラン。周りを包む生地はしっとり!フォークなしでもぱくっと食べれる手軽さがよく、ホワイトデイのお返しにもぴったりですね。お茶にも合うので、ご年配の方でも喜んでいただけます。熊本県は全国有数の栗の産地なので、栗関連のスイーツやお料理がどんどん出てくればいいのにと思います。
近くには、エイにのって神様がやってきたといういわれのある永尾劔神社があり、お参りに。神殿にはエイの絵なども祭られていました。満潮時の夕日の時間帯には海に浮かぶ灯篭と鳥居の風景が映えスポットとして知られています。次は夕日の時間帯に行ってみようと思います。<YA>
■亜湖の木
宇城市不知火町御領169の2
■TEL 0964-33-8880
最近は、地元の行ったことないところにふらっと行って、道の駅で買い物というのが楽しみの一つ。コロナ禍のおかげで、近場で愉しむすべを見つけた人は多いことでしょう。今回は、松合エリアをぐるっと散策。実は初めて行きましたが、なかなか古き良き風情が残っている街並みでそぞろ歩くだけで楽しめました。
白壁土蔵群もいたるところに。こちらの壁は新しいもののようですが、このようなオシャレな壁で統一感のあるまちなみです。調べてみるとかつて火災に見舞われたことがあるため、木製ではなく防火性の高い土壁が多いのだとか。高潮にも見舞われたことのある地ですが、三角西港ができるまでは、このエリアで一番の漁港だったそうです。町には食事するところはあまりないとのことで、ちょっと移動しまして、不知火の道の駅へ!
消えそうな感じで「館産物」と書かれた道の駅不知火。この季節は柑橘類がたくさん売ってあります。かつては温泉もあったようですが、現在は閉まっています。
物産館に隣接するお食事処「いさり火」。2021年8月オープンとのこと。いさり火丼は、刺身が4点乗っていて1300円。5点盛だと1800円。小鉢もいろいろついてます。カリフラワーに酢味噌ってかけたことなかったけど、意外とおいしいですね。家でもやってみよう。左上の茶わん蒸しにはうどんが入ってるんですよ。これまたやってみよう。不知火とイチゴのフルーツもうれしい。煮物のニンジンもお花の形にカットされていて、細かいところに小技がきいてます。
こちら、いさり火丼。イカ、ブリ、マグロ、そしてアワビまで乗っかってます。新鮮なせいかわかりませんが、こりっこり!口の中で嚙み切るのがなかなか困難でお年寄りののどに詰まらないかと心配に(笑)。この時は貝汁定食を召し上がっているお客様が多かったのですが、アサリも品薄になりそうで心配(笑)。あとは温泉が再開することを願わずにはいられませんね。<YA>
海鮮料理いさり火
宇城市不知火町永尾1910?1
小国に用事があってきました。久しぶりに来ました。昔はよく来ていたが久しぶりにミルクロードを運転して来たら以外に遠い。所用がおわったので、そば街道でお昼を頂きます。そば街道のお店に来るのは初めて。週末は混んでいるし、観光客テイストな感じがして来ていませんでした。
平日だしどこも空いているんじゃない、という推測。確かに細い道も混んでいないし(離合が狭いところも)。最初に行こうと思っていた花郷庵も鬼笑庵もお休み。うーん。
途中にあった、戸無のそば屋に。
ここって昔YAさんが来たところだよね。去年の夏の記事
建物内部は結構広そう。トイレも綺麗。
畳に、民芸風テイスト。
庭じゃない、雑木林が望めるお席。こういうルーラルな雰囲気も落ち着くよ。
二八そばと
十割蕎麦のセットもの。2200円、地元の人がお昼に食べにくるお店じゃないんですね。メニュー少ないです。天婦羅1000円だったので諦めました。初めに何もつけずに30回ほどよく噛んで・・・って30回も。
色々水の話とか
蕎麦について、メニュー表に書いてありましたが。
戸無そばを依頼。時間がかかるみたいなこと書いてありましたが、すぐ出てきました。
小鉢とデザート、そばかゆ。
寒かったので温かいものは嬉しい。
板そば風。面積広いので、そんなに量はないのかな。そばは量がわかりにくい。
以外にしっかりした噛みごたえ。
おつゆはだしの香り少な目。こういう日。
今日ははしごすると決めた。
そば街道の入り口にある、吾亦紅さんに。こちらがもともとあったところだが、改装中とのことですぐそばにある
吾亦紅はなれに。赤牛丼とか赤牛そばとか、ツーリスト向けのメニューが。
4、5千円のコースメニューとかもある。
とりあえず、入りましょう。
小国に所用のあった高校のK先輩と部屋の相席でばったり。
そば食べていなかったら、牛飯御膳
あか牛も美味しそうだが、お腹も考えて一番安価な そば御膳 1100円。今日の昼ごはんは高くついた。
そばと高菜飯。ずいぶん黄色の高菜めしだなぁ。
そば御膳だけだったら物足りないかも。
お腹具合で少し残しました。久しぶりのはしごでした。
田崎市場にある中村漬物のラー油きくらげをいただきました。きくらげとラー油とフライドガーリック。誰が組み合わせたんだろうと思うほど、おいしい組み合わせです。
佃煮って、普通においしいですけれども、これを食べたら普通の佃煮が物足りなくなっちゃうんですよね。ぴりっとした味わいと甘辛醤油。こりっとしたきくらげとがりっとするフライドガーリック。こりっ!がりっ!ぴりっ!がたまらない味わいです。
漬物について、いろいろ調べてみたら、漬物は縄文時代からあるらしい。藻塩に木の実や野菜などを漬けて日持ちをよくして食べていたのが元祖なのだとか。もともとは塩漬けの漬物をそのまま食べていたそうですが、鎌倉室町時代になると、香道や茶の湯が盛んになり、香りが際立つ味噌漬けなんかも生まれてきたとあります。江戸時代になったら、何度も漬け込むことができるぬか床を使ったぬか漬けが生まれ、ぬか漬けよりも味噌漬けの方が先輩なんだなと知る。日本で唯一漬物の神様を祀る萱津神社という神社も愛知県にあるらしく、境内には漬物を収める「香の物殿」があるんだそうですよ。スモークなんかも流行ってるから、熊本でいぶりがっことか作る漬物屋さんができないかなあと漬物ラバーは思ったりします。<YA>